俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
「お前らのせいで、ここに住めなくなったんだぞ?それに、芹は俺のだ」

「お前がお前が……。お前が現れなければ、俺たちの芹奈ちゃんのままだったんだ」

 手には小型のナイフを持っている。

「止めて」芹が大声で叫ぶ。

 そこへ、複数の男が勢いよく男に駆け寄る。一人が男の手からナイフを蹴り上げ、二人が男を拘束した。

「大丈夫でしたか?」

「ああ」

「ご協力ありがとうございました」

「いえ。いつまでも解決しないと困りますので」

「……。どういうこと?」芹だけが状況を把握していない。

「ああ、すまない。こちらは警察の方たちだ」

「えっ?」

「捜査していくうちに、主犯格らしい男だけが連絡が取れなくて、このマンション周辺で度々目撃されてたらしいんだ」

「驚かせてしまいましたね。新城さんには、マンションに立ち寄ることがあれば、事前に連絡を入れてほしいとお願いしてたんです。さっきの男が、成宮さんの後をつけてマンションの情報を流していたんです。顔を合わせたことは?」

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