星と月のセレナーデ
「 やっと見つけた。 」
私のお腹に顔をうずめてる彼がそうつぶやいたけれど
私は、その言葉を追求しなかった。
静まり返った会議室に
チクチク と 時計の秒針の音だけが響く
この状況がしばらく続いた。
どうしようも出来ない私を彼は離すことなく
さっきよりも強い力で抱きしめるものだから
『 ぅわッ 』
私の身体がぐらりと揺れて
彼に寄り掛かるような...
言い方を変えれば
彼をソファーの背もたれに押し倒してるような
そんな体制。
でも彼はお構いなしで
私を離すことはなかった。