星と月のセレナーデ
バタバタバタ
「 ...え、なんか聞こえない? 」
『 足音かな? 』
「 近付いて来てるって! 」
かすかに聞こえていた音は段々と近くなって
歩いてたはずの私達の真後ろまで来た
肩を掴まれて 振り返る
「 きゃあああッ! 」
『 志帆じゃん 』
「 私、いつからお化けにでもなったの? 」
叫んだ友香の口をパッと塞いでは
「 戻るなら声かけてよ 」といって
スタスタと歩いていってしまう
声掛けれる状態じゃなかったんですけどね
特に会話をすることも無く部屋に着いた私達
誰かが持ってきてくれた荷物は
全部部屋に置いてあって
歯を磨いてベッドへとダイブし
そのまま眠った