星と月のセレナーデ
二十八宿
コクンと頷けば
顔を見合わせて盛大にため息をつかれた
「 この話、知らない人はいないと思ってた
特に清澄に通ってる生徒ならなおのこと 」
「 確かに〜、四神ぐらい知ってて当然!
って感じなんだけどなぁ〜 」
なんだろう 私の間違いでは無いのなら
きっと今私 馬鹿にされてる?よね?
うっんんと咳払いをしてチラリと2人を見る
『 でも、その四神?とか言うのは
今日のお昼 御手洗に行った時に単語だけは聞いた 』
なんだったっけ...
掲示板 が どうちゃらこうちゃらで
四神 が 駅前に〜
ぼんやりと覚えている記憶を
頑張って掘り起こすように口にする
「 掲示板も知らないのね
うーん、と、どこから話せばいいのかな... 」
志帆が「 まず、ね? 」とポツリポツリ
私がわかるように話をし始める