星と月のセレナーデ
「 星南〜着替えるからちょっと待っとけ〜 」
扉を開けることなく
廊下から声が掛けられ
スクールバッグを肩にかけて
先に玄関まで向かう
翼くんとママは
何か真剣な話をしていたみたいだけれど
「 ほれ、行くぞ〜 」
ほらね。
こうして私には何も話してくれない
『 じゃ、ママ行ってきます~ 』
玄関まで見送ってくれるママに
ちょっとかっこよくなったお兄ちゃん達
「 気を付けてね?流星、翼くん?よろしくね 」
「 あーい、いってきー 」と車の鍵を回しながら家を出た