咲き誇れ、麗しい華。
それぞれの組が所定の位置につくと、開始を知らせるピストルが鳴って……。



「いけいけー!」

「いいぞー! 頑張れー!」



棒を取り合う先輩たちを固唾を呑んで見守る。


絶対に渡すもんか。勝つのは私たちだ。

そう言わんばかりに激しく髪の毛を振り乱して棒を引っ張り合っている。


私も2年後は、あんなふうに戦うのかな。でも今のままだと確実に埋もれてしまいそう。

しっかり戦えるように、たくさんご飯食べて寝て、少しでも身長を伸ばしておこうっと。


激闘の末、1位が赤組、2位が青組で、黄色組は3位という結果になった。


悔しい成績でのスタートとなったが、勝負はまだ始まったばかりだ。


棒取り合戦の後は、1年生男子のタイヤ引き、ユウキ先輩と怜央先輩たちによる障害物競走が行われて……。



「──ただいまより、15分間の休憩時間となります」



全体競技の大縄跳びが終わり、午前の部の前半戦が終了した。

テントの外に出てストレッチしながら、現時点での成績を確認する。
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