最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
「それじゃあ、すぐにでもブレイブのところへ向かいましょう。あ! そうだ。近づいて欲しいんだけど、遭遇しちゃダメだからね。私がブレイブの後を追っていたり、手助けしようとしていたりするのは秘密なんだから」
「なんだと? 本当に訳が分からないことが多いな。アリシアとブレイブというものの関係は。しかし、アリシアがそういうなら、気づかれない距離までで近づくのをやめるは問題ない」

「あ……でもアメちゃん凄く大きいじゃない? 結構離れないと、すぐにバレちゃうんじゃないかな?」
「うん? 大きさなど、どうとでもなる。ほれ。これなら問題はあるまい?」

 アメちゃんがそう言うと、突然目の前からアメちゃんが姿を消した。

「どこを見ている。こっちだ、こっち」
「え? ……きゃー‼︎ 何これ⁉︎ 凄く可愛いー‼︎」

 声のした方、地面に目線を下げると、そこには子犬の大きさに縮んだアメちゃんがいた。
 あまりの可愛さに、私は抱きかかえ、温かい腹部に向かって顔を埋める。

 もふもふもふもふ……

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