いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜
第3の目的地
「ね、もしさ、私が…瑛蓮の姫っていったら、どうする?」
宗谷「とりあえず幹部と副総長と総長を一発ずつ蹴りと殴りをいれておしまいです。」
怜「同じく。」
久遠「同じく。」
天根「同じく。」
「えっと…私、実は…」
怜「瑛蓮の姫なんでしょ。もうすでに。」
「え!?」
怜「紗綾ちゃんの事だもん。それくらい分かるよ。だから安心して?一発ずつ決めてくるから。」
「お願いだからそのキュルキュルな可愛らしいお顔で毒を吐かないで怜。」
久遠「ま、いいんじゃないの?」
「え?」
久遠「新しい仲間。」
天根「どうせ紗綾ちゃん、俺らと陽雅に申し訳ないとか思ってるんだろうけど、気にすんな。」
久遠「まあ、流石にほっとかれるのは…。」
怜「雪峰の時みたいに、いっぱい笑ってあげてね。」
宗谷「応援しますよ。」
「みんな…。」
宗谷「向き合ってあげてくださいね。キャラ作りはやめたほうが良いですよ。」
「気づいてたんだね。」
宗谷「はい。僕らの前では、本当の紗綾さんなのは嬉しいですけど、仲間を作るなら。」
「…うん。頑張ってみるね。」
久遠「姫として、なんて言わねえから、できる範囲で頑張れよ。キツイならいつでも俺らに愚痴でもなんでも言え。」