いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜
宗谷と陽雅の過去 〜過去と書いて、闇と読む〜
幼馴染
陽雅と出会ったのは、幼稚園生の頃だった。
絵本を読んでいた俺に、積み木で遊んでいた陽雅が声をかけてきた。
無邪気な笑顔で、子供らしさにかけていた俺に、楽しいという感情を教えてくれたのは、他でもない陽雅だった。
自分の気持ちに正直で、嬉しいときには笑って、悲しいときは泣いて。
感情豊かな人だった。
でも、
アノコトで
陽雅は、自分の感情を隠すようになった。