いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜

アノ子から宗谷への遺書





「……やってしまった…。」




陽雅を怒鳴りつけて、殴ってしまった。




「塾に行くとしましょう。」




切り替えなくては。遺書を読んで、陽雅に落ち着いてほしい。




陽雅に、偉そうなことを言っておいた俺だが、まだ蒼汰の遺書を読めていない。



怖くて仕方ないから。まだ隠された事実があるかもしれないと思考を始めると、止まらなくなる。


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