いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜
雪斗の推理(?)
<雪斗side>
紗綾ちゃんは可愛らしい無邪気な笑顔を浮かべたあと、気づいたら消えていた。
さすが蝴蝶。姿を消すのもお手の物だ。
「秘密、ねぇ…。最初から言うつもりはないのに。」
ハイライトが完全に失われてしまった瞳。光に当たって初めて星空が見える。
朝都「…本当、謎なやつだよな。」
「まあ、それも魅力だけどね。」
康祐「さて。あの男性たちはだれなのでしょうね。」
徹「にしても、朝都も回りくどいことするよね〜。わざわざ紗綾ちゃんに直接聞くなんて。」
朝都「…うっせ。」
徹「あ、もしかして嫉妬とか!?」
朝都「なわけねえだろっ…///。」
「うっそ…ほんとに…?」
康祐「手強い相手ですね…。」
徹「ひゅー!!がんばれーーー!!」
朝都「うっせぇ。」
朝都はそう言い残して部屋を出ていった。きっと、隣部屋の総長室だ。