いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜

表面しか見ていなかった



<朝都side>


今日も紗綾を倉庫に連れて行こうと思い、紗綾の家に訪れて、インターホンを押す。


が、返事がない。いつもなら秒で開けるはず。


雪斗「朝都ー。まだー?」

「紗綾が居ない。」

雪斗「はい?」

廉人「どういうことだ。」

「出てこない。家の中から気配がしない。」

康祐「調べてみますか。」

「頼む。」


どこかに行くなら、必ず呟いているはず。考えていることが声に出るからなあいつは。


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