いちごみたいに甘酸っぱい君のアイ 〜序章〜
私の過去 ーにー
家庭
引き取られる前から、私は気味が悪いと言われてきた。
なぜだかよくわからない。
けれど、なんとなく予想はついている。
きっと、私の瞳がおかしいからだ。
私の瞳には、星模様が入っている。
それはまるで、どこかの漫画のキャラのような。
だからだと思う。
自分が明らかに邪険に扱われているのは気づいていた。
お金だけ。それ以外は何もしない。