私、拾われました!②
「僕はね、美琴に男として見られたいの!
弟なんて嫌だよー!!!」



そう言って、抱き付いてきた玲の柔らかく真っ白な髪を撫でた。




「もう、ほら!!

また、そうやってペット扱いする。
あ、弟扱いかぁ……」



いつもの玲は子供のように無邪気な笑みを浮かべ、純粋そうなオーラに纏われている。



しかし、今はあざとい男の顔で何かを企んでいるような表情が怖い。



「玲ったら、おかしな表情するのやめようよ……」
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