真っ赤ないちごくんの可愛い溺愛


「ん、ぅんっ、」

「は、……っ、ごめ、止まんない……っ」

「だ、いじょーぶっ、とめなくて、いいよっ?」


 なんて、わたしが言わなくたって一悟くんに止まる気なんてない。


 言葉とは裏腹に激しく求めるその姿に、何度も何度も甘く体を浮かされた。



「~~っ、かわ、いい……っ、める、すきっ」



 わたしをいっぱい愛してくれる一悟くん。


 わたしはそれ以上を狙っちゃうよ。


 可愛い一悟くんも、かっこいい一悟くんも。


 優しい一悟くんも、ダメ人間な一悟くんだって。


 全部、全部。まるごと、


「……大好き」


 声が、重なった。


「ふふ……ハモっちゃったね」

「うん……じゃあ、ハモり記念にもうちょっと続けようか」

「え、ひゃ、ぁ、……っ」

「いただきます」


 丁寧に手を合わせてから迫られる。


 わたしはその熱をしっかりと受け取って――返した。






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