鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
「部屋が片付いているのが不思議なのか? 必要ならば、それも説明するが」

「部屋が片付いているのも、モリフクロウやブレスレットが関係しているの?」

「どうだろう」

 なんともいえない顔をして、エリオットは答えた。

 とはいえ、部屋が片付いているのならば、シュエットに懸念するものはない。

「まぁ、いいわ。とりあえず、入ってください」

 シュエットに「ありがとう」と頭を下げて、エリオットは再び彼女の部屋へ足を踏み入れた。
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