鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
「なかったことに?」

「そうじゃ。エリオットの番に選ばれたことも、試練のことも、禁書のことも、すべて。それを惜しいと思うのであれば、エリオットを選べば良い。しかし……試練はまだ始まってもいない。これからしばし、付き合っておくれ」

 あどけない顔をしているのに、ずっと年上の人に諭されているような気分になる。

 おかしな感覚を覚えながら、シュエットはこくりと頷いていた。

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