鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
 デートのお誘い以外の、なにものでもない。

 しかし、それを弟のように思われているとはいえ、他人の自分が指摘するべきなのだろうか。

 結局カナールは、彼女の妹たちに丸投げすることに決め、今日も流した。

「完全な悪口でもねぇから、気にすんな。んじゃ、そろそろ行くわ」

 カナールが帰ると、店は再び静かになった。
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