。*;."☆ イケメンを落とす方法 ☆".;*。
「えっ・・・?私?」

「さっきから何か言いたそうな顔してるから、一番に喋らせてあげるねっ。」

ニコッと笑いかけた笑顔の後に、私は殺気を感じた気がした。

「えっと・・く・ぅ・・子です。」

「えっ?何?大きい声で言わないと聞こえないわ。」

うっ・・・私の華の大学生活かかってるんだから、いちいち突っ込まないでよね~。

「クゥ~たんって呼んでくださいっ☆」ニコッ!

「「「おぉぉぉ~!!!ク~た~ん!」」」パチパチ☆

男子人からの歓迎の声。

「工藤紀子さん、出身地と一言お願いね。」

ザクッ!!

だからぁ~、フルネームで呼ぶなっつーの!

「えっと、東京から来ました。大学ではい~っぱいお友達作りたいです♪宜しく~☆」

「えっ?工藤さん、出身は東京なの?」

「東京から来ました。」

「でも、名簿には新潟農業高校卒業って書いてあるんだけど?」プッ!

キャァ~!!!私の正体ばらさないでよぉ~!!!
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