神門君の溺愛は、365日全然止みません!
「ねえ〜雪〜この問題分かんない。」

「だから、これはね…」

今は、算数の小テストの時間だった。

先生の急用で、小テストの15分間が自習になったんだ。

その合間を、小学生からの親友、新井 千真希(あらい ちまき)ちゃんと宿題をしている。

私はしてきたんだけど、千真希ちゃんは忘れちゃったみたいで、 教えてるんだ。


「おお〜。本当だ。出来たできた。流石恋雪教授!」

「教授じゃないって。普通だよ。千真希ちゃんが、勉強不足なだけだよ」

「うぐっ」


千真希ちゃんはすごく可愛い子で、スタイルも良くて元気印のお姉ちゃんなのに、勉強だけはできないんだよね…


「お、終わった。ありがと〜雪!」

「ふふっ」

「ご褒美に〜、ハグして?」

「ん?いいよ〜」


私よりも大きいぎゅーっと抱きしめるとちっちゃい猫ちゃんみたい。

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