禁断溺愛〜政略花嫁は悪魔に純潔を甘く奪われ愛を宿す〜
「いっぬーの、おまわりたん」
「困ってしまって〜?」
「わんわん、わわーん! わんわん、わわーん!」
棗さんと私の息子、ゆかりはもうすぐ三歳になる。あれから実家に身を寄せた私は、家族に頼りながら子育てをしている。
ゆかりの真っ黒でサラサラの髪、それから紫色の瞳は棗さん譲りで、すくすくと育つごとに顔立ちは棗さんに似てきていた。
公園のベンチに座っていた私たちに、ふと影が差す。
「清華」
「棗、さん? そんな、本当に……っ?」
「やっと迎えに来れた。遅くなってごめん」
スーツ姿の彼は三年前と変わらぬ格好良さで、至極幸せそうな笑みを浮かべて、私と息子を抱きしめた。
潜入捜査官として功績が認められた彼は、昇進し警視正になっていた。これからは本部で仕事をすることになるそうだ。
そして彼は照れくさそうに本名の書かれた警察手帳を見せてくれる。
「菫さん」
「愛してる、清華」
そうして――結婚式を終えた私は今、素敵な旦那様と息子と三人で幸せに暮らしています。
END
「困ってしまって〜?」
「わんわん、わわーん! わんわん、わわーん!」
棗さんと私の息子、ゆかりはもうすぐ三歳になる。あれから実家に身を寄せた私は、家族に頼りながら子育てをしている。
ゆかりの真っ黒でサラサラの髪、それから紫色の瞳は棗さん譲りで、すくすくと育つごとに顔立ちは棗さんに似てきていた。
公園のベンチに座っていた私たちに、ふと影が差す。
「清華」
「棗、さん? そんな、本当に……っ?」
「やっと迎えに来れた。遅くなってごめん」
スーツ姿の彼は三年前と変わらぬ格好良さで、至極幸せそうな笑みを浮かべて、私と息子を抱きしめた。
潜入捜査官として功績が認められた彼は、昇進し警視正になっていた。これからは本部で仕事をすることになるそうだ。
そして彼は照れくさそうに本名の書かれた警察手帳を見せてくれる。
「菫さん」
「愛してる、清華」
そうして――結婚式を終えた私は今、素敵な旦那様と息子と三人で幸せに暮らしています。
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