ブラコンvsシスコン

・悠輝side





あぁぁ~行っちゃったし。


「ちょっと連れ戻してきていいか??」

「うん、いいよ。
みんなで楽しみたいし!」


行っちまえっ!!
その間、俺は姉ちゃんと2人だし♪


「じゃあ、俺行ってくる!!」


帰ってこなきゃいいのに…。
うわ~俺って最悪??

でも、姉ちゃん守るためならいくらでも悪役になるし♪


「心配だね…」

心配??
俺は別に気にしてないし。

「ん~。」

とりあえず適当に返事をしたら…。


「あっ!!」

「あっ??」

「悠が探しに行きなよ!!」


はいっっ!!!???
なんでだよ!!

「仲を深めるためにねっ♪」


うわぁぁぁ~姉ちゃんの笑顔は眩しすぎる…

でも…俺は行きたくないから!!!


「仲なんて深めなくていいから!!」

「いいじゃん♪慎也~待って!!!」

「ちょっと!!!」


まだブラコンの兄貴は近くに居たらしく姉ちゃんは走って行った。

はぁー…。
最悪だ。


「悠~!!!」

呼ばれてるけど…行きたくねぇっ!!!

でも…姉ちゃんは無視できないからなぁ…仕方ないか…。


俺は姉ちゃん達の所につくと兄貴は困った顔をしてたけど姉ちゃんによって強制的に俺が追いかけることになった。


姉ちゃんの頼みだから聞いてるんだぞ!!

お前のためでもあのブラコンのためでもねぇーからなっっ!!!





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