ブラコンvsシスコン
12.好き

・祐希side





自分自身の気持ちに気づいてから目で追うようになった。


あっ。
学園祭の日はあの後、
先生に実行委員の仕事で呼ばれてけっきょく「なぁ…」の続きは聞けなかった。


……気になるかも。


「なんだったのかな??」

「ん~??何がぁ??」

あっ(汗)
つい口に出しちゃった…。


「あっ…うぅん!!なんでもない!!」

「…怪しいなぁ~…」


うっ…そんな目で見ないでよぉ。


どっどうしよう……そうだ!!
話をかえよう!!


「美奈ちゃんは…最近彼氏とはどうなの??」

「えっとねぇ♪」


やった~上手くいった(笑)

「超ラブラ―……な~んて言うとでも思った??もぉー何隠してるの!?」


うぅぅぅ…
やっぱり駄目かぁ…。


「ちょっとね…」

「……。」


視線が…痛い。


「正直にいいなさい!!」

「は…い……えっと。」

「うんうん!!何々♪」


目、輝きすぎだよ(汗)




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