星から来たマート⭐︎〜君と過ごした夏〜
「俺、ヨーヨー釣りは絶対にやる!」

「いいね、いいね〜っ! 私は、たこ焼き食べたい!」

 日が暮れ掛けた道を翔ちゃんと二人で歩いていると、薄暗い大通りで待っているマートの姿が視界に入った。

「あっ、マートだ! マートーッ!」

 声をあげながら手を振っていると、

「マート! マート、マート!」

 翔ちゃんが先に走りだした。

「えっ、翔ちゃん待って!」

 急いで、そのあとを追う。
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