せんせい あのね、
第1章

桜色と青空色









冬がきて春がくる。






私は美しく咲いた桜並木の道を



ゆっくりと歩いた。






薄紅色の花弁が



宙をはらはらと舞う。






暖かで柔らかな風が



びゅう と



私の黒く長い髪をなびいた。







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