魔法の恋の行方・シリーズ6・魔女の初恋(レリアとサリナス)

お気に入りの場所

「そのっ、もう一つ、
私のお気に入りの場所があって・・
少し、山を登るのだけれども・・」

「ああ、いいよ。
馬車には、登山靴も入れてもらったし、
お茶を飲んでから行こう」

「よかったぁ。
拒否られたら、落ち込むし・・」
レリアは、ほっとしたように、
サリナスを見た。

かわいいな・・
怒らせたら、怖いだろうが・・

サリナスの脳裏に、
股間に手をやり、苦痛で歪んでいる少年の顔が、一瞬浮かんだ。

それから複雑な思いで、
お茶を一口飲んだ。
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