御曹司くんは素直になれない





「今日の玲くん、いつもより穏やかっぽい」



「変かよ?」



「そうじゃなくて。
 私が100万を賽銭箱に投げ込みたい理由
 言っても大丈夫かな?って」



「別に、オマエの意見を否定する気なんて
 ないから話してみろ」






いつもと同じ、二人だけの帰り道。



夕日がきれいで

夕日に照らされた柚葉も綺麗で

俺は柚葉から、目が離せられない。


< 17 / 40 >

この作品をシェア

pagetop