無表情男子の私しかしらない秘密の顔。
「じゃあ付き合ってるってことでいいね?」

「うん……!!」


今度は莉愛の手を取って、自分の頬につけた。


ああちっちゃくて可愛い……細くて綺麗でふわふわだ……。


「あ、あんまりスリスリしないで可愛い反則……!!」


頬を赤らめながら莉愛はそんなことを言う。


「……だめ?」

「っ……!!いい、わかったいいよ……!!そのかわり、次付き合ってないって言ったら本当に別れるからね!」

「!わかった」


絶対に言わない口が避けても。





こうして……どうにか仲直りをすることができた。

もう、莉愛への愛が止まらない。
< 30 / 32 >

この作品をシェア

pagetop