心はあなたを探してた
「恭輔さんのカップ、綺麗ですよね。どこで買ったんですか?」

「これは幼馴染みからの誕生日プレゼントだから、付き合った記念にお互いに相手のマグカップを選ぶって、どうかな?」

恭輔さんの提案に一も二もなく賛成した。

相手に似合うものを探して、お互い贈り合うって、特別みたいで楽しいし、嬉しい。

私がどう見えているのか分かるし。

「恭輔さんって、夜はカフェオレなんですね。」

「ホントはホットミルクがいいんだけど…かっこ悪いか?」

「いいえ。ちょっと可愛いなって思いましたけど、嫌じゃないですよ。次からは、ホットミルクでもいいですよ。」

「じゃあ、そうする。里帆には、どんな俺も知って欲しいし。」

たわいもない話をして、2人で顔を見合わせて笑う時間も楽しい。
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