心はあなたを探してた
カップを洗い、当たり前だけど一つしかないクイーンサイズのベッドに一緒に入る。

「それで…あの…このベッドに今までの彼女さんは…」

「誰も入ってない。ベッドルームどころかマンションには里帆以外の誰も…まだ家族さえ入れてないから。」

好きって気持ちを自覚してさほど経ってないくせに『私だけ』という言葉に嬉しくなるなんて、私は相当、独占欲が強いのかもしれない。

「もう里帆の気持ちを考えずに先走るつもりはないから、里帆のペースで、ゆっくり付き合っていこうな。
今日も一緒にいたかったし、合コン帰りが心配でここに連れて来ちゃったけど…
そりゃ本音を言えば、里帆とシたいけど里帆が嫌みたいなら我慢する。できる。
ただベッドで一緒にくっついて眠りたいんだ。」

恭輔さんが本当に私を大事にしてくれるんだと思うと嬉しくて、我慢させていいのかな?とも思うところはある。

ただやはり怖いのだ。私の気持ちがまだそこまで達してないんだろう。

だから恭輔さんの優しさに甘える事にする。

「ホントにいいの?」

「もっといろんな事を一緒にしていく中で、里帆がそう思えるようになるまで待つ。恋愛初心者の里帆にへんなトラウマ植え付けたくないから。」

そう言って、私の頭をポンポンと優しく叩いてくれた。

「おやすみ。里帆。」

「恭輔さん、おやすみなさい。」

ぴったりくっついていると恭輔さんの暖かさと優しく撫でてくれる大きな手に安心して、いつの間にか寝てしまっていた。
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