初恋幼馴染みに求婚されました
それは、妻として?
妹として……?
彼の温もりが嬉しいのに、泣きたくなるのは不安だから。
何も返せないでいると、みなみが口を開いた。
「宗太朗さん、梨華のことよろしくお願いします」
「はい、こんな夜中にすみませんでした」
頭を下げる彼を見て心が痛む。
「それはいいんです、梨華は大切な友人ですので、大切にしてくださいね」
「もちろんです」
宗君に手を引かれマンションを出て、タクシーに乗り込んだ。
メーターがすごいことになっていて申し訳なさを感じつつも、素直に「ごめんなさい」と言えない。
タクシーで自宅に向かう中、宗君に手をずっと握られていた。
しかし空気は重い。
宗君からの視線をちらちら感じるけれど、気が付かないふりをして窓の外の景色を眺めていた。
妹として……?
彼の温もりが嬉しいのに、泣きたくなるのは不安だから。
何も返せないでいると、みなみが口を開いた。
「宗太朗さん、梨華のことよろしくお願いします」
「はい、こんな夜中にすみませんでした」
頭を下げる彼を見て心が痛む。
「それはいいんです、梨華は大切な友人ですので、大切にしてくださいね」
「もちろんです」
宗君に手を引かれマンションを出て、タクシーに乗り込んだ。
メーターがすごいことになっていて申し訳なさを感じつつも、素直に「ごめんなさい」と言えない。
タクシーで自宅に向かう中、宗君に手をずっと握られていた。
しかし空気は重い。
宗君からの視線をちらちら感じるけれど、気が付かないふりをして窓の外の景色を眺めていた。