幼馴染は分からない【完】
「えっと、」
抱きしめられてる意味を一生懸命考える。
「つむぎのこと、好きなんだけど。」
「…う、うそ…」
…れんが私のこと好き?
一回もそんなこと考えたことなかった。
「は?嘘だと思うんだ?」
見上げると不機嫌そうな顔。
言葉に悩んどいると、ドドドドッと音が聞こえる。
「…ううん、思わ、ない」
「どっちだよ」
「だってれんの心臓、私よりドキドキしてるもん。」
さっきの音はれんの心臓の鼓動。
ありえないくらい、速く鳴ってる。
…それに顔だってずっと真っ赤なまま。
「っ、お前は?(可愛い可愛い可愛い)」
恥ずかしいそうに逸される視線。
「…わ、私もずっと、れんが好きっ、」
やっと言えた素直な思い。
「ふっ、よく言えました」
そのまま意地悪に微笑んだ彼から、甘いキスが降り注いだ。
fin


