公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
せっかく買い物に付き合ってもらったんだから、食事くらいはご馳走させてもらうつもりだった。

でも、現状ではゆっくりディナーを、ってわけにはいかないだろう。

その点、自宅ならゆっくりできる。
人の目も気にならない。

それに、そろそろもう一歩進みたいと思っている自分がいる。





マグロだけでは夕飯として少ないか?
という問いに、美由紀先生は十分だと言った。

でも、それじゃ俺の気が済まない。

アテが必要か?
いや、最初から飲むのはまずいよな。

それならデザートか?
甘いものは苦手なんだが…

「デザートは…私は必要ありません。
あの…甘いものは苦手で…」

「なんだ、同じだな。
実は俺も苦手なんだ。
……ひょっとして、結構飲むクチか?」

「……!!
実は、親友もアルコールに強くて。
学生時代から二人でよく飲みに行ってました。」

なんだ。酒好きか。
そりゃいい。

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