7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…

 強張っていた入り口が解れて来て、狭いトンネルが開かれてゆくのを確認した翔次は、ゆっくりと凜の入り口に自分自身を進入させていった。

 入口からグイッと入って来た力強い翔次を感じた凜は、今まで感じたことがない激痛に悲鳴にも似た吐息を漏らした。

「大丈夫、力を抜いて…」

 ギュッとシーツを握りしめた凜。
 その手をそっと取って、翔次は自分の背中に回させた。
「捕まってて、僕が全て受け止めるから。そのまま、ゆっくり息を吐いて…」

 痛い! そう思う中、翔次が優しく誘導してくれて凜の力が少しずつ緩んできた。

 ゆっくりと狭いトンネルの中を入って来る翔次を感じながら、凛は激痛が少しずつ緩和され快楽へと変わってゆくのを感じた。

「気持ちいいね、凛さん…。とっても柔らかい…」
 
 ギュッと翔次の背中にしがみついてくる凜。

「…す…好き…」
 
 奥まで辿り着いた翔次を感じると、凛が感じている目を向けて言った。

「僕も好きだよ…。一目見て、凛さんを愛してしまったんだ…」
「…私も…同じ…」

 ギュッと辿り着いた翔次を締め付けた凜は、素直に答えた。

「そのまま離さないで…僕は、全てを許すから…。凜さんが、本当に僕を殺しても全て許すから…」

 奥まで辿り着いた翔次が激しく動き出し、凛の体の奥まで「好き・愛している」と伝えてきているように感じた。


 この人を殺さなくては…父と母は死んでしまう…。
 でも私本当は…殺したくない…。

 翔次を感じながら凜はそう思った。

「凜…。愛しているよ…」
 
 額と額をくっつけて翔次が言った。

 もう何もいらない…この人を殺して、父と母を助けてもきっと私は後悔ばかりで刑を受けても生きていられない…。
 それならこのまま殺さないで…私が…父と母と一緒に死ねばいいだろう…。

 凜はそう思った。

 

 絶頂を感じた後。
 暫く2人で抱き合ったまま眠っていた。
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