甘いお菓子のように
彼女のせいじゃないことも分かってる。

彼女が若いからとか

彼女が積極的だからとか

そんな理由じゃない。

ただ、わたしに勇気がないだけなのに

わたしが臆病なだけなのに

なんで、こんなにも彼女が恨めしいと思うのだろう。

どうして、彼とそんな楽しそうに会話できるんだろう。

彼女が羨ましい。

彼女が去った後、わたしはレジの中に戻った。

彼はさっきのテンションの高さとは違い、すぐに冷静さを取り戻していた。

やっぱ同じ歳くらいの女性がいいよね?

やっぱ明るくて積極的な女性がいいよね?

わたしは、ぜったい彼に言わないような問いかけを心の中でしていた。
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