年下男子は恋愛対象になりますか?
「さっきも言いましたけど無理しないで下さい。アパート来て欲しいって言うのは、俺のわがままですから」

少し前の私より戸惑っている隼人君。

「無理してない。行きたくないわけじゃないって言ったよね?行かないなら今日はもう帰る」

「……本当にいいんですか?」

「うん、行こ」

隼人君の手を掴んで、バス停のある正面入口に向かう。

かなり緊張してるけど、気まずいまま一緒にいる方が嫌だった。それにまだ一緒にいたかったし。

「あ、何も食べ物買ってなかったね。戻ってお弁当でも買う?」

「俺のアパートの近くに色々なお店ありますし、ここで買わなくても大丈夫ですよ」

久しぶりに乗ったバスは、隼人君の家方面に向かっている。会話は少なかったけど手はずっと繋いだままだった。
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