【激辛エロティックホームドラマ】いやたい水着
いやたい水着
9月17日の朝7時過ぎであった。

この日は、ふみこが通っている小学校の遠足で双海の海浜公園ヘ行く予定であった。

この時、家庭内でもめ事が発生した。

もめ事の原因を作ったのは、玲香であった。

ふみこがさおりとなおととまりよと一緒に家を出ようとした時に、玲香が呼びとめた。

玲香は、ふみこが着ていた衣服(ユニクロの女児服)が気に入らないので、ふみこに合う素敵な衣服を用意すると言うた。

そのために、さおりとなおととまりよは足止めを食った。

20畳の大広間にて…

玲香は、ふみこに着せるアイフクをアレコレ着せている。

しかし、どれもおかしい服ばかりだった。

玲香は、ひどく困っていた。

時計のはりは、7時40分になっていた。

集合時間は、8時…

それまでに間に合わせようと思ってしたのに、思い通りに行かない…

玲香は、ひどくおたついた。

ふみこは、泣きそうになった。

玲香は、ふみこに『もうすぐ似合う服が見つかるから…』と言うてふみこを待たせた。

そこへ、卓がやって来た。

「オドレいらんことしい!!」

(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!)

卓は、し烈な力を込めてグーで玲香を殴りつけた。

卓に殴られた玲香は、左のほほに赤紫色の大きなキズができた。

「ギャーーーー!!」

端にいたふみこが、し烈な叫び声で泣き出した。

それを聞いたかなえが、おたついた様子で大広間に入った。

「卓!!なんで玲香さんを殴るのよ!?」
「よそ者がいらんことしよったけんしわいた(殴った)!!」
「玲香さんは、ふみこちゃんに似合うアイフクを出してあげていたのよ!!」
「それがいらんことしよるといよんや!!」
「卓!!」

(ガツーン!!)

卓は、し烈な力を込めてかなえの顔をグーで殴った。

そこへ、通りかかったはじめが卓を怒鳴り付けた。

「出てゆけ!!お母さんと玲香さんを殴るのであれば出てゆけ!!」

はじめに怒鳴られた卓は、するどい目つきではじめをにらみながら言うた。

「出てゆくよ…こんな家なんか出て行くよ!!あんたに言われなくても出ていったらぁ!!」

卓は、手当たり次第にあったものをはじめに投げつけた。

その後、はじめと卓はドカバキの大ゲンカを起こした。

それから数分後に、ふみこが通っている小学校から連絡が入った。

予定していた遠足は、中止になった。

1時間前にに通り道にあたる国道378号線沿いの地域で記録的短時間大雨情報が出たあと、付近で発生した落石が道路をふさいだので通行止めになった。

迂回ルートにあたる大洲市内の道路も一部が通行止めになった。

学校側は、危険をさけるために中止にした。

代替の日は、ないと言うことである。

この時、ふみこはまた学校を休むことになった。

卓が家庭内暴力を起こした時、ふみこは学校を休んでいた。

これで、ふみこはなんべん学校を休んだのか?

さおりと3人の子どもたちが家を出たのは7時55分であった。

この時、伊予市中心部で雨が降り出した。

ところ変わって、国道56号線沿いの通りにて…

母子4人は、シトシト降る雨の中をとぼとぼと歩いていた。

なおとは、し烈な怒りをさおりにぶつけた。

「かあさん!!かあさんはなんとも思わないのかよ!?いつまで茂西のクソボケジジイどもの家にイソンするのかよ!?」

なおとの言葉に対して、ぼんやりとした表情を浮かべているさおりはなにも言わなかった。

なおとは、イラついた声でさおりに言うた。

「だーっとらんとなんとか言えよ!!」

さおりは、気だるい声でなおとに言うた。

「ごめんね…ごめんね…」

なおとは、さらにイラついた声でさおりに言うた。

「ごめんねと言うのであれば、家作れよ!!」

さおりは、つらそうな声で言うた。

「ごめんね…家…作ることが…できないの…茂西の家…出ていったら…住むところがない…」
「ふざけんなよ!!ふざけんなよ!!」

さおりに怒りをぶつけたなおとは、ふみことまりよをさおりの手から離した。

なおとは、ふみことまりよを連れてどこかへ行った。

ふみことまりよを離されたさおりは、ぼんやりとした表情で子どもたちの背中を見つめた。

この日、なおととふみこは学校を休んだ。

その日の夕方6時過ぎであった。

(ゴトンゴトンゴトン…キーッ…プシュー…コツコツコツコツ…ピヨッ、ピヨピヨ…カッコー、カッコー…コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ…)

松山市中心部・大街道のスクランブル交差点は、帰宅する人たちでごった返していた。

ところ変わって、いよてつ会館の1階にあるスタバにて…

この時、スーツ姿の紀世彦と23くらいの女がいた。

ふたりは、通り側の席に座ってお話しをしていた。

テーブルの上には、トールドリップコーヒーとあんバターサンドが置かれている。

紀世彦は、つらそうな声で女に今の気持ちをすべて伝えた。

「オレ…つらい…つらい…」
「紀世彦…」
「オレ、さおりと結婚して損した…卓の肉欲のせいで…なにもかもわやになった…」
「紀世彦…」

ものすごく悲しい表情を浮かべている紀世彦は、女に愛を求めた。

女は、紀世彦の背中をやさしく抱いた。

時は、夜8時半頃であった。

ところ変わって、三番町の八坂公園の近くにあるラブホにて…

うす暗い灯りがともるベッドの上で、ふたりは身体を求め合った。

紀世彦は全裸で、女は濃い紫色のホルターネックのスイムブラとスイムビキニショーツ姿(二つともユニクロ水着である)であった。

「あっ…紀世彦…」

紀世彦は、女が着ていたスイムビキニショーツを荒々しく脱がした。

「イヤ…恥ずかしい…あっ…」

紀世彦は、女のデコルテからひざもとの間をキスと舌でせめた。

「あっ…濡れちゃう…」
「甘えたいよぉ~…甘えたいよぉ~」
「イヤ!!」

紀世彦は、右手でスイムブラを引っぱってちぎった。

ブラの中からと105のJカップのふくよか過ぎる乳房があらわになった。

紀世彦は、女のふくよか過ぎる乳房に抱きついて甘えた。

「よしよし…よしよし…紀世彦…かわいい…」

女は、ふくよか過ぎる乳房で甘えている紀世彦の頭をなでていた。

女に抱きついて甘えている紀世彦は、この時さおりと3人の子どもたちのことをきれいに忘れた。

この日の夜、紀世彦は帰宅しなかった。

9月18日の朝8時過ぎのことであった。

この日は、朝から快晴であった。

この日は、はじめの親類が所有している別荘がある江川崎(高知県)ヘ行く予定であった。

はじめ夫婦とあやみと玲香と里香とさおり母子家庭は予定通りに行く…

しかし、卓は拒否したあとどこかへ行った。

紀世彦は、会社の人と遠出する予定ができたと言うて拒否した。

一行は、はじめのメイゴ夫婦が運転する15人乗りのハイエースワゴンで向かう予定であった。

その時に、メイゴの夫がうっかりミスを犯してしまった。

一行が乗る予定だったワゴンのバッテリーが上がったので、走行できなくなった。

「ああ!!しまった!!」
「どうしたのよあなた!?」
「バッテリーが上がったーーーー!!」
「ちょっとあなたどうするのよ!?」

メイゴに怒鳴られた夫は、メソメソメソメソ泣き出した。

そこへ、はじめとかなえがやって来た。

「どうしたんだ!?」
「おじさま…主人がうっかりミスでバッテリーを上げてしまった…」

メイゴの夫は、女々しい声で泣いていた。

それを聞いたかなえは、イラついた声でメイゴを怒った。

「ちょっと!!それじゃあ私たちはどうするのよ!?」

端にいたはじめは、困った声で言うた。

「オイ、気持ちはわかるけど落ち着けよぉ~」
「あなた!!」
「わかったからそんなに怒るなよぉ~(メイゴの夫)は、故意にバッテリーを上げたワケじゃないんだよぉ~なあ…」

メイゴの夫は、メソメソ泣きながらはじめとかなえにわびた。

「おじさま…バッテリー上げてすみませんでした…バッテリー上げてすみませんでした…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「わかったからもう泣くな…おじさんが今から近所の家へ行って車を貸してくださいとお願いしに行くから…」

はじめは、大急ぎで近所の家へお願いしに行った。

家のキンリンで11人以上の大型乗用車を所有している人は、家から5軒先の家の人だけであった。

そこの家の人がこころよくショウダクして下さるかどうか?

家の玄関先にて…

はじめが頼みに来た時、家の所有している15人乗りのワゴンは、運転手の男性がゴルフクラブを積み込んでいた。

男性の奥さまは、もうしわけない…いいえ、ヘラヘラした表情ではじめに言うた。

「ごめんなさい…これから主人はゴルフヘ行くのよ…」
「ゴルフ?行き先が一緒だったら、せめて宇和島駅まで…」
「ごめんなさい…主人の行き先は、香川県のうんと遠いゴルフ場なのよ…大学の時のお友だちを連れて行くから…なんだったら、息子(大学生)を呼びましょうか?」
「なんで息子さんをよぶんぞ!?」
「だから、江川崎まで行くルートを検索するのよ…」
「ノンキに検索している場合じゃないんだよ!!」
「落ち着いてよぉ~」
「だから、なんで検索するのかと聞いとんや!!」
「だから、江川崎まで行くJRのルートを調べるのよ…」
「そんなん調べてどーするんぞ!?」
「だから、江川崎まで行くチケットを手配しますといよんよ…」

奥さまは、家の中にいる息子さんを呼んだ。

「ちょいと!!」
「なあに?」
「茂西のダンナさんが困っているのよ…大急ぎでここから江川崎までのJRのルートを調べてよぉ~」
「(ケーソツな声で)ワリぃ…ダチに貸した…」
「なんで大事なスマホをお友だちに貸すのよ!?」
「ダチがNiziU(ニジユー)の動画見たいと言うけん、1週間の約束で貸した。」
「困ったわねぇ…それだったら、となりの家の奥さまに電話するけん…こんなことになるのであればスマホなんか持たすのじゃなかったわ…」

奥さまは、うぐいす色のプッシュホンの受話器を上げてとなりの家の住民に電話をかけた。

「もしもし…おとなりさん…ちょっと頼みがあるけどかまん?…あのね、茂西のダンナさんがひどく困っているのよ…ダンナさんのメイゴのムコが車をわやにしたのよ…今日中に江川崎ヘ行くけど…時刻表ある?…時刻表あるのね…すぐに調べてほしいことがあるのよ…ここから江川崎までのルート…予讃線の内子経由で宇和島ヘ行って、宇和島から予土線…もしもし、聞いているの!?…こっちは困っているのよ!!…あんたのセガレの国際結婚の問題はあとにしてよ!!…こっちは一刻を争う非常事態なのよ!!」

奥さまは、となりの家の奥さまに対して怒鳴り声をあげていた。

その間に、はじめがひどくイライラしていた。

そこへ、あやみがおたついた表情でやって来た。

「義父さまたいへんよ!!」
「どうしたのだ?」
「玲香さんが、書き置きを残して家出した!!」
「どういうことだ!?」
「とにかく、これ読んでください!!」

はじめは、玲香が残した手紙を読んだ。

玲香は、卓に暴力をふるわれたことを苦に荷物をまとめて家出した。

他にも、かなえやあやみからきついイビリを受けたことなどがしるされていた。

手紙の最後に『愛媛県の結婚支援センターのせいで、女の一生が台なしになった…一生うらんでやる!!』と殴り書きでしるされていた。

一体、どういうことなのだ…

愛媛県の結婚支援センターはカンケーないのに、なんでうらむのか?

はじめは、ますますワケがわからなくなった。

その間に、里香が荷物を持って家出をしようとした。

かなえが必死になって止めたにもかかわらず、里香は家出を強行した。

この時、近所の男性がはじめに『なんしよんぞ!?はよとめーよ!!』と叫んでいた。

しかし、はじめは『めんどくさい…』と言うて止めなかった。

はじめの気だるい気持ちのせいで、玲香と里香が家出した。

そして、行方不明になった。

この日、江川崎ヘ行く予定は急きょ取りやめとなった。

その日の夕方5時前であった。

ところ変わって、家の台所にて…

あやみは、マルナカ(スーパー)で購入した食材が入っているエコバッグの中から、食材を取り出して整理をしていた。

そこへ、近所に住んでるチクリ奥さまが勝手口から入ってきた。

「奥さま。」
「あら、おとなりの奥さま。」
「ちょっと話があるけどかまん?」
「ええ。」

チクリ奥さまは、厳しい声であやみに言うた。

「あんた、今朝方家の前で暴動を起こしたわね!!アレ、どういうことかしら!?」

あやみは、力ない声で奥さまにわびた。

「すみませんでした…」

チクリ奥さまは、ものすごくあつかましい声であやみに言うた。

「暴動の発端は、なんだったのよ!?」
「(力ない声で)ちょっと…義父のメイゴのムコはんが…うっかりミスをして…」
「(あきれ声で)なさけないわね…あんたのシュウトのメイゴのムコは…」
「すみませんでした…」
「(あきれ声で)シュウトのメイゴのムコはんの親の職業は、なんやねん?」
「四万十市の職員だったわ…」
「(決めつけ言葉で言う)ほやけんいかんのよ…シュウトのメイゴのムコはんはどこの大学ヘ行ったのかしら…学歴だけは一流のクセに生きるすべを持っていない…ほやけん、クソボケアホンダラなのよ!!」

はじめのメイゴのムコはんをボロクソになじったチクリ奥さまは『話し変えるけど…』と言うたあと、あやみに今夜のテレビのことを言うた。

「あやみさん、知ってたぁ?」
「知ってたぁ…って…」
「今夜7時から9時までの(地デジ)6(チャンネル)で放送予定の番組が急に変更になったわよ。」
「えっ?『炎の体育会』と『ジョブチューン』(TBSテレビ系)のコラボスペシャルせんの?」
「『公開捜査特番』に変わったわよ(途中で怒りを込めて言う)それも1人の人間のせいでね!!」
「それはどういうことですか?」
「あやみさん、知らんかったん?」
「ですから、1人のせいと言うのが分からないのです…」
「ほやけん、蛤さんの奥さまのせいで番組が2時間つぶれたのよ…蛤さん方の長女ちゃんが書き置きを残して家出したわよ…公開捜査は蛤さん方の長女ちゃん1人よ…蛤さんのダンナさんもワルよね…海外長期出張はウソ…ホンネは塩江(高松市)のゲイコの女の部屋にいた…2日前にゲイコにすてられたわよ…自暴自棄におちいったあげくに…フクジョーシ…でわやになったわよ…」
「そんなぁ~」
「蛤さんの奥さまもいかんのよ…ミウラ(三浦工業)のロゴ入りの車によその男のせていやたいことしよったけん、テンバツ食らったのよ…いいキミだわ…ほな、うちはこれで…」

このあと、チクリ奥さまは勝手口から出て行った。

チクリ奥さまからえげつない話を聞いたあやみは、なにも言うことができずにボーゼンとした表情でたたずんでいた。
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