【激辛エロティックホームドラマ】いやたい水着
切り裂かれた水着
スマホと手提げを職場に置いて職場から出て行った紀世彦は、職場放棄して大街道のアーケード通りにあるパチンコ店へ行ったことが明らかになった。

紀世彦がコキャクの預金口座や投資信託口座から勝手に金銭を抜き取って、パチンコをしていた…

職場の人たちは『紀世彦の家の家族をやっつけてやる!!』とブチ切れた。

せっかく家族たちがもう一度やり直して行こうと決意したのに、紀世彦のせいでなにもかもががパーになった…

茂西の家族たちも、紀世彦に対する怒りをさらに強めた。

時は、夜9時半頃であった。

ところ変わって、高須(旧東予市)にあるラブホテルにて…

職場放棄した紀世彦は、パチンコ店で例の女と会った後にここへ来た。

(ジャーッ)

紀世彦と女は、全裸の姿で抱き合ってシャワーを浴びていた。

「ああ…(女)…」
「ああ…紀世彦…」
「後悔しない?」
「後悔しない…」
「愛してる…」
「(女)も…」
「(女)…」
「紀世彦…」

このあと、紀世彦は女の背中に回って後ろから抱きついた。

紀世彦は、両手でJカップ極爆乳を荒々しくつかんだ。

「ああ…イヤ…」
「(女)…」
「ああ、紀世彦…」
「(女)…結婚してくれぇ~…」
「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

浴室に女の叫び声と紀世彦のなさけない声が響いた。

紀世彦と女が無我夢中で求め合っている間に、浴室の温度がグングン上昇した。

湿度・室温が適量を大きく超えた。

同時に、ふたりの体内にたくわえられた水分が少しずつ減少して行く…

それから13時間後に、ふたりは地獄へ墜ちた。

時は、次の日の朝10時頃であった。

清掃のおばちゃんが部屋に入った。

「お客さま、退出時間を大きく超えてるよ…なにしてんねん!?はよ出てや!!…しゃーないわねぇもう…」

清掃のおばちゃんは、部屋に上がった。

「…ったくも…何考えとんかしら…」

その時であった。

(ジャーッ)

浴室から、大量に水が出ている音が聞こえた。

「また水の出しっぱなし…だれかいるのかしら…」

おばちゃんが浴室に入ったその時であった。

「ちょいとあんたたち!!ヒィ…」

紀世彦がうつ伏せで、女があおむけの状態で倒れていたのを見た。

ふたりとも、身体がコウチョクしていた。

浴室のタイルがふたりが出した排せつ物でドロドロに汚れていた。

「ちょいと大変よ!!はよ来てや!!」

それから60分後のことであった。

現場のラブホテルに愛媛県警のパトカーと西条市の消防本部の救助工作車が到着した。

到着後、警察官たちと消防本部の救助隊員たちが紀世彦と女の遺体を運び出す作業を始めた。

第1発見者のおばちゃんは、警官からアレコレとめんどいことを聞かれたのでパニックを起こした。

紀世彦と女が亡くなった時、身元確認ができる証明書等を所持していなかったので、ケーサツは身元不明者として処理した。

従って、ふたりはムエン仏でマイソウされることになった。

9月28日のことであった。

茂西の家に、建物の所有名義人の男性がやって来た。

所有名義人の男性は、はじめ夫婦たちに家からタイキョするように言われたのでコンワクした。

なんで急にタイキョしてと言うのよ…

まだ行くところが決まっていないから困っているのよ…

かなえは、つらそうな声で所有名義人の男性に言うた。

「急にタイキョせえと言われても困ります!!うちらは、ものすごく困っているのよ!!」

所有名義人の男性は、ものすごく女々しい声でかなえに言うた。

「ワテは、イジワルでいよんじゃないねん…急にまとまったカネが必要になったので、この家を急きょ売却すると決めたのです…」

はじめは、ものすごく怒った声で所有名義人に言うた。

「ふざけるな!!オドレは自分さえよけりゃいいのか!?」

所有名義人の男性は、女々しい声ではじめに言うた。

「こらえてください…こらえてください…」
「ふざけるな!!」

その時であった。

家出したさおりは、米湊(こみなと)で暮らしている知人の家に子ども3人を預けたあと一度ここへ戻って来た。

家の中に残っているさおりの衣服とメイク道具と3人の子どもたちの衣服と今後母子家庭で暮らして行くために必要な法的な書面を取り出している時、大広間はきわめて危険な状態におちいった。

はじめがよりし烈な叫び声をあげた。

「コラオドレ!!コラといよんのが聞こえんのか!?」

名義人の男性は、女々しい声で言うた。

「せやから、急にまとまったカネがいるから売ることになったのです…茂西さんの耳にはワシのオイゴの泣き声が聞こえないのですか!?」
「ふざけるな!!」
「この家を売らないと、オイゴは職場をクビになるんですよ!!」
「だまれクソアホンダラ!!」

(ドカッ!!)

はじめは、所有名義人の男性を右足でけとばした。

「なんでけつるのですか!?」
「クソアホンダラゴクツブシのオイゴは職場からツイホーされて当然だ!!」
「なんでひどいことを言うのですか!?グワッ!!」

(ドカッ!!)

はじめは、所有名義人の男性を外へひっぱり出したあと、ボコボコに殴りつけた。

さおりは、衣服類と必要な書面に加えてはじめ夫婦と紀世彦と卓の生保の死亡保険金受け取り証書を持って、裏口から出た。

さおりが出た裏口に、はじめの怒鳴り声と所有名義人の男性の泣き叫ぶ声が響いた。

「ふざけるな!!」
「茂西さんやめてください!!」
「あんたのオイゴは悪いことをしたんだよ!!」
「分かってますよぅ…オイゴは、職場の従業員さんたちに『もうかる話がある…』と言うて、カネを集めた…集めたカネを…新規にオープンしたゴルフ場の会員権募集会社に渡したのです…オイゴはサギに引っかかったのです…グワッ!!」
「やかましいダマレ!!サギシになったオイゴを助けるカネなんかびた一文もないわ!!」

このあと、はじめは所有名義人の男性をボコボコにどつきまわした。

そして、所有名義人の男性から権利書を強奪した。

「この家は、茂西の家のものだ!!あんたらにやるゼニなんかない!!帰れ!!」

はじめは、右足で所有名義人の男性をふみつけた。

茂西の家の人たちは、勝手すぎるわ…

茂西の家に嫁ぐのじゃなかった…

さおりは、冷めた目つきで茂西の家をにらみつけたあと物がたくさん詰まっている紙袋を持って立ち去った。

それから60分後、さおりは3人の子どもたちを連れて再び旅に出た。

(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!カンカンカンカン!!)

さおり母子4人が伊予市を出発してから数分後に、灘町の茂西家で大火災が発生した。

消防車数台が現場に到着したあと、消火作業を開始した。

家の中にいた一家全員は、建物の中で焼死した。

火元は台所であったが、くわしい原因はケーサツと消防で調査中である。

同時に、北日本地域に出稼ぎに行ってる三男と四男が工事現場で発生した事故で亡くなった。

時は、夕方4時過ぎであった。

さおりとなおとは、塩江(高松市)のダム湖の公園にいた。

ふみことまりよは、高松市内で暮らしている知人の家に預けている。

さおりは、短い丈のTシャツと濃いネイビーのジーンズ姿であった。

さおりは、ものすごくつらそうな表情でなおとに言うた。

「なおと…ごめんね。」
「かあさん…」
「かあさんのせいで、あんたたち3人を不幸になった…」

なおとは、さおりに言うた。

「かあさん…かあさんはぼくたちにどうしてほしいんだよぉ…」
「わかんない…」

さおりは、ひと呼吸したあとなおとに言うた。

「なおと…かあさんと一緒に山奥へ行こう。」

時は夕方5時過ぎであった。

さおりとなおとは、ダム湖の周辺の道路から林道に入った。

さおりとなおとは、なんのあてもなく林道を歩き続けた。

そうこうして行くうちに、日が暮れだした。

夕方5時58分ごろ、さおりとなおとは林道の途中にある広いところにやって来た。

さおりは、つらそうな表情でなおとに言うた。

「なおと…」
「かあさん…」
「かあさん…ここにのこる…」
「えっ?」

さおりは、なおとに対してここにのこると言うた。

「かあさんは、あんたたち3人を不幸にしたから…母親の資格がなくなった…だから…あんたたち3人と仲良く暮らせない…」

さおりは、大粒の涙を流しながらなおとに言うた。

「なおと…ふみことまりよをお願い…かあさんはここにのこる…」

なおとは、なにも言わずにさおりに抱きついた。

「なおと…なおと…イヤ…」

(ドサッ…)

さおりをその場に倒したなおとは、悲しげな表情でさおりを見つめた。

「なおと…なおとごめんね…イヤ…イヤ…」

なおとは、さおりが着ていたジーンズを無理やり脱がした。

ジーンズの中から、ボタニカル柄のスイムビキニショーツがあらわになった。

「なおと…イヤ…」

なおとは、さおりが着ていたTシャツを脱がした。

Tシャツの中から、Hカップのふくよか過ぎる乳房を包んでいる黒のスイムバンドゥブラがあらわになった。

ふざけるな…

かあさんのいやたい水着で、何人の男をもてあそんだ…

許さない…

さおりの衣服を脱がしたなおとは、スイムバンドゥブラを右手でつかんでちぎった。

「イヤ!!」

ちぎれたスイムブラの中から、Hカップのふくよか過ぎる乳房があらわになった。

そして、なおとはスイムビキニショーツを無理やり脱がそうとしたが、途中で止めた。

この時、なおとは幼いころを思い出した。

なおとが4つの夏であった。

さおりと一緒に梅津寺(松山市)のビーチに行った。

さおりが着ていた水着は、黒のスイムバンドゥブラとボタニカル柄のスイムビキニショーツの組み合わせであった。

「ママ、ママ、ママ、ママ…」
「なおと、なおと、なおと、なおと…」

なおとの脳裏に、その時の様子がうつったのでそれ以上ひどいことはできなかった。

「ううううう…」

なおとは、震える声で泣いた。

さおりは、大粒の涙を流しながらなおとを呼んだ。

「なおと…」

なおとは、震える声で言うた。

「できん…それ以上…ひどいこと…できん…」
「どうして?」
「かあさん…帰ろうよ…」
「なおと…」

なおとは、さおりのHカップのふくよか過ぎる乳房に抱きついて泣いた。

「ううううう…」

さおりは、なおとを両手でぎゅっと抱きしめながら言うた。

「なおと…ごめんね…ごめんね…しょうたれになったかあさんを…許して…」

さおりとなおとは、抱き合った状態で泣いた。

夜8時55分ごろに、母子は森林から出た。

その翌日、さおり母子4人は再びあてのない旅に出た。

【終】
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