彦星さまは会いたくてたまらない


テヘっと舌を出した純ちゃん。



恋のアンテナを張り巡らして

イケメンにキュンキュンする

親友の姿に


――フフフ。
 
  相変わらず可愛い。

  癒しだよ。



私は、微笑まずにはいられない。





そりゃあ私だって

運命の相手と大恋愛がしたい。


ものすっごく憧れているけれど……



「純ちゃんも知ってるでしょ?」



「何が?」



「私がお慕いしてるのは
 前世から一人だけってこと」



「彦星でしょ?」



その通り!!


「私は彦星様以外の男性なんて
 興味がないんだからね」


< 15 / 199 >

この作品をシェア

pagetop