生きることと死ぬこと
死ぬ気でやったが、それでは足りず

それならと、次は死んだつもりでやった

死んでいるのだから、もう何でも出来るだろうと思ってやったが、結局辛いことに変わりはなかった

それでも、繰り返した

何度も死んだつもりでやった

その都度何度も死んだ

生きていても辛いし、死んでいても辛いを繰り返した

そんなことを何年も繰り返した、そのうち

生きているが死んでいる、それが日常になった

生きることと死ぬことは同じだと思った

それが違うと気付いたのは、大切な人が死んだ時だった

生きることと死ぬことは違うのだと、今更気付いた

生きることと死ぬことは全然違う

当たり前のことに今更気付いた

結局、私がどう思ったところで、私は生きているのだ




< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

借金取りに捕らわれて

総文字数/117,068

恋愛(その他)354ページ

表紙を見る
借金取りに捕らわれて 2

総文字数/56,586

恋愛(その他)137ページ

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop