あなたの落とした願いごと
空良君が大きく伸びをして、そのまま滝口君の机の上に突っ伏した。
「それとこれは関係ない…てか、お前は逆に何をして青点取ったんだよ?よくこの高校受かったな、替え玉受験でもしたのか」
そのミルクティー色の頭を小突きながら、滝口君がずけずけと攻撃していき、
「違うわ!とにかく勉強教えてってば!何でも言う事聞くから!」
がばっと顔を上げた彼は、中途半端に伸ばされた彼の手を取って深々と頭を下げた。
「沙羅」
隣から、エナの声がする。
彼女の表情を見なくても分かった、
滝口君を心変わりさせるには、今しかない。
「滝口君、どうか私にも古文を教えて下さい」
「お願いします!」
私達は口々にそう言い、神様を崇めるかのように頭を垂れた。
エナはこの状況がシュールだと理解しているのか、その肩は小刻みに震えている。
そして、教室に長い長い静寂が訪れ。
「…何処で勉強すんの」
滝口君が諦めた様に発した一言は、私達に勉強を教えることに対する”許可”の意を含んでいた。
「ありがとう、滝口君!」
「この恩は一生忘れないぜ」
光の速さで顔を上げた私達は、間髪入れずに感謝の言葉を述べる。
「お前ら、俺が教えるんだから最低でも平均超えろよ」
そう言い放った彼の声は、私達同様に笑っていた。
「それとこれは関係ない…てか、お前は逆に何をして青点取ったんだよ?よくこの高校受かったな、替え玉受験でもしたのか」
そのミルクティー色の頭を小突きながら、滝口君がずけずけと攻撃していき、
「違うわ!とにかく勉強教えてってば!何でも言う事聞くから!」
がばっと顔を上げた彼は、中途半端に伸ばされた彼の手を取って深々と頭を下げた。
「沙羅」
隣から、エナの声がする。
彼女の表情を見なくても分かった、
滝口君を心変わりさせるには、今しかない。
「滝口君、どうか私にも古文を教えて下さい」
「お願いします!」
私達は口々にそう言い、神様を崇めるかのように頭を垂れた。
エナはこの状況がシュールだと理解しているのか、その肩は小刻みに震えている。
そして、教室に長い長い静寂が訪れ。
「…何処で勉強すんの」
滝口君が諦めた様に発した一言は、私達に勉強を教えることに対する”許可”の意を含んでいた。
「ありがとう、滝口君!」
「この恩は一生忘れないぜ」
光の速さで顔を上げた私達は、間髪入れずに感謝の言葉を述べる。
「お前ら、俺が教えるんだから最低でも平均超えろよ」
そう言い放った彼の声は、私達同様に笑っていた。