妖怪ホテルと加齢臭問題(天音と久遠)
しばらくして、
久遠は周囲を見回すと

「ここさ、グランピング、
いいかもしれないって、思っているんだ。
外でBBQできれば、盛り上がるしね。
ファミリーとか、友達でも楽しめる」

天音は、
久遠の目の付け所に、感心した。

アウトドア路線か・・・
ソロキャンプとか、はやっているご時世だ。

「露天風呂と、あの日本酒があれば、最強だな」

久遠がカメラレンズを、天音にむけたので、
すぐに天音は、フレームアウト
するように、場所移動をした。

写真は・・苦手だ。

「夜空もきれいです。
満月の時は・・・」

「ヨーカイがでる?」
久遠はおどけて、笑った。

どれだけ怖がりのくせして、
よく言うよ。

「今は出ません!」
天音は、きっぱりと宣言した。

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