叶わぬ恋だと分かっていても
*福岡まで来いよ
「週末に研修で3泊4日、九州に行くことになった」

 土日も挟んでの研修なのだ、となおちゃんが言って。

 下手したら4日間、なおちゃんに会えないのかって思ったらちょっぴり切なくなった。

「何考えてる?」

 そっと頬に手を添えて口付けられながら、私はそんなことされたら答えられないよ、って思った。

「な、おちゃ……」

 季節は夏が終わって、窓を開けて寝ていたりすると、明け方に寒くて目が覚めたりするような……そんな頃合い。

 七分袖のセーターの(すそ)から手を差し入れて、胸を下着越しにやんわりと揉まれた私は、小さく吐息を漏らす。

「寂しいな、って思っ、……あんっ」

 ブラ越し、固く尖った先端を不意に爪でカリッと擦られて、思わず声が漏れてしまった。

 最後まで言わせてくれないの、本当、意地悪!

「俺もね、菜乃香(なのか)の身体に4日も触れられないとか……考えられないんだけど」

 プチッと背中のホックが外されて、胸の締め付けが一気に緩む。

 それと同時に当然のようになおちゃんの大きな手が乳房全体を包み込むみたいにギュッと膨らみを押しつぶしてきて。
< 82 / 242 >

この作品をシェア

pagetop