先輩といろどる恋。˚✩

知らないこと





あれから1週間。土日を挟んだから正式には5日。




私たちは毎日先輩達の教室に昼休みは通って、1つ1つ先輩のことを知っていっている。



ついでにいつも共にいるトト先輩とトラ先輩のことも知れてたりする。






元カノは3人、特に未練はないけど私と出会った時の電話は別れ話だったようでその人からはまだ言い寄られてるらしい。ちなみにその人は隣のクラスの先輩。



好きな色は水色より薄い水色。ちょっと可愛いよね。



好きな食べ物は肉感の強めなハンバーグ。



成績は普通より上。やる気を出せばもっといいはずだってトト先輩達は言ってた。



休日の過ごし方は、トト先輩とトラ先輩と遊んだりダラダラゲームしたり。高校生らしい過ごし方でそれも可愛い。






「今日は何聞こうかな〜!」



「よくそんな毎日聞くことあるよな…関心だわ」



「好きな人だもん!なんだって興味あるよ!」



「情熱的だねぇ〜、可愛いなぁ風子ぉ〜」



「ありがとう!瑠璃佳のが可愛いよ!」



「あはは〜よく言われるぅ〜」






呆れる心遥と可愛い瑠璃佳を引き連れていつも通り最早名物になりつつある私達が2年生の廊下を歩いていると


目の前からめちゃくちゃ可愛い、瑠璃佳くらい可愛い人がズンズンと私たちの方へ向かって歩いてくる。




何もそんな堂々と真ん中来なくても…なんて思いながら私達が端っこに避けると、突然めちゃくちゃ可愛い人の隣にいた人が私の肩を掴んできた。






「ちょっといい?」



「はい…?」






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