一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「あの、よかったら・・・」
会計を済ませたショップバックを手にしている店長を見ながら私は勇気を出す。
「ん?」
背の低い私の声が聞こえるようにと少し体を傾けて耳を近付ける店長。

ショッピングモールの中はかなり混雑していて、にぎやかだ。

「手伝いに行ってもいいですか?」
「ん?」
店長は片方に買い物をした袋を、もう片方の手を私ともう一度つなぐ。
「お味噌汁の残骸の片付け。」
私の声が聴きとれた店長はは、一瞬目を丸くしてから、じわっと満面の笑みに変わった。

「よし、食材買い物して帰ろう。」
「え?」
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