拝啓、もう好きと伝えれない君へ。

3

あれから1ヶ月。

颯太くんは毎日

迎えに来てくれる。

「卒業できなかったら困るでしょ。」

最初に持っていた颯太くんの

イメージとだいぶ違った。

チャラくて最低で、

でも優しくて。

そんなイメージだった。

だけど少しお母さん気質?

冗談も言ってくれる。

「このまま駆け落ちでもしちゃう?」

「いや、私振ったから。」
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