エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「本音を言えば今すぐにでも結婚したいところだけど、まずは一緒に暮らして、俺の仕事が落ち着いたらお互いの家に挨拶に行こう。いや、紅葉のお父様には早めに挨拶に行かないとだめだな」

 ブツブツと呟きながら先々の話をしてくれて、幸せすぎて胸がいっぱいで苦しいよ。

「私も静馬さんのお兄様に挨拶させてくださいね」

「あぁ、もちろん。……幸せな家庭を築いていこう」

「はい!」

 静馬さんとなら、私がずっと憧れていた幸せな日々を送る未来が想像できる。早くそんな未来がきてほしいな。

 誓いのキスをするように、私たちはそっと口づけを交わした。



 それからの私たちは、怒涛の日々を過ごした。静馬さんにプロポーズされて一緒に暮らすことを報告したら泣きながら喜んでくれた。

 結婚式には絶対出席するからねと言って、由香里は旦那様とともに日本を発っていった。

 静馬さんが警察内のSPとして復職し、忙しく日々を過ごす中、私も小料理屋でパートとして働き始めた。

 十時から十五時までの勤務で、空いた時間は家事をしたりアクセサリー作りをしたりする時間にあてている。

 静馬さんとの幸せな生活を噛みしめながら、互いの家族に挨拶をしたら、早く結婚式を挙げて結婚しなさいと言われ、私と静馬さんは大切な人に祝福されて幸せな結婚式を挙げた。


そして結婚式から二年が経ったある日のこと。

 リビングのソファに並んで座り、静馬さんは大きく膨れている私のお腹に手を当てた。

 少しするとお腹の中の赤ちゃんが蹴り、静馬さんは目を輝かせる。

「紅葉、今蹴ったぞ」

「蹴りましたね。でも、普段はもっと強く蹴るんですよ?」

「そうなのか。じゃあ元気な子が生まれてくるな」

「はい、絶対そうですよ」

 生まれてくる子供には、ふたりでたくさんの愛情を注いであげたい。そしてこの子が幸せだと思えるほど毎日笑って過ごしていこう。

 大好きな静馬さんとともに……。
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