貧乏姫×金持ち王子
ふわっと裕が優しく包み込むように抱きしめてくれた。
「もし・・・・・・
みるくがよければドイツから帰って来たら俺と・・・
結婚してくれないか??」
「うん!
私待ってるから!!
何年でも待つから!!」
そんなに簡単じゃない事は分かってる。
でも、もう私の中は裕で一杯なんだよ。
「これ」
コロンっと私の手の中に転がる物。
見てみるとそれはハートの形をしたピンキーリングだった。
「え??」
訳が分からない私に優しく微笑む裕。
「今はこれで我慢しといて。
いつか必ずここにはめるやつ渡すから。」
私の左手の薬指をさす。
私の目からは勝手にボロボロと涙が出てきた。
「うん。
毎日はめるよ。
裕約束は絶対守ってよね。」
「当たり前だ俺を誰だと思ってる。
約束は守る男だけど??」
「そんなのとっくの昔に知ってるよ。」
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