*結ばれない手* ―夏―
★以降は2014~15年に(他サイトにて)連載していた際の後書きです。


【空中ブランコについて】


 いつもお目通し誠に有難うございます!

 二作目夏編にてやっと出て参りました空中ブランコの描写につきまして。

 実は今回余り深くは調査せずに、昔のテレビ番組のドキュメンタリー特集や、一度だけ見た事のある巡業サーカスの記憶を頼りに執筆したところがございました。

 ですが先々月偶然にも地元にサーカスがやって来まして、二度公演を鑑賞する機会に恵まれました♪

 現代の空中ブランコは進化と発展を遂げておりました!

 興味を持ちましてユーチューブなどから幾つかショーの動画も拝見したのですが、本当に多種多様なのですね。

 この名称が世界的に統一されているのかは存じませんが、ブランコの飛び手を「フライヤー」、受け手を「キャッチャー」と呼ぶそうです。

 今回私が伺ったポップサーカスでは、フライヤーはいわゆる長いロープで垂れ下がった通常のブランコに乗りますが、キャッチャーは柔軟なロープではなく、金属の棒で固定され、足でぶら下がるのにも対応した幅広のブランコに乗っていました。

 動画でもその様な形態が主流らしく、キャッチャー目指して飛ぶフライヤーは、数人が乱舞する複雑なショーも行なえておりました。


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