新・Sなお前とヤケクソな俺


なんやかんやで金曜日がやって来た
図書委員の初仕事、孤独との戦い
学校の皆んなが帰って行く中職員室に行って鍵借りていざ出陣



誰もいない静かな図書室に入り、貸出カウンターの席に座った

『…………』


あと2時間ここに居なくちゃならんのか

誰も来ないのに居る意味なんてあるのかよ
借りたい奴だけ勝手に借りて勝手に返せばいいのに





『ふわぁ〜、眠っ』

鞄を漁り早速ゲーム機を出した

あっ!イヤホンもついでに持ってくれば良かった!



次は忘れないようにしよう













気がつくとあと15分で18時だった
窓の外を見ると薄暗くなっていたんだ

もうこんな時間?
ゲームにのめり込み過ぎて全く気が付かなかった


きりの良い所でセーブし、帰宅準備を始めた

本当に誰一人として図書室に来る人は居なかったんだ
暇つぶしがなけりゃ頭がおかしくなる

本好きな奴だったらこの時間色々読み放題でパラダイスなんだろうけど俺は昔から字ばかりの本を見ると目眩がして頭痛がする

だから昔から国語の教科書が大嫌いだった




そしてふと我に返って思った





……この時間の誰も居ない図書室は不気味過ぎる









なんだか急に怖くなって来て急いで図書室を出た

あっ!危ない危ない。戸締りしないと


鍵を掛け、職員室に返却して図書委員の任務完了


何もしてないのになんだか疲れちゃったな



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